一名満足屋の湯、大字別府字中町にあった浴場。 明治四十一年(一九〇八)の『別府温泉誌』に、(上略)浅利家の所有で、○家の裏にある。元は一家の用ニ拵へたものだったが、皮膚病や婦人病に特効があるとのことで、近隣は勿論、其他からも来浴者が多くなって、今は管理者に届けさえすれば誰人にも入浴させるようになった(下略)。と記されている。泉質は炭酸泉であった。私有の温泉浴場で、一般に無料で入浴させた例はこれだけではなく、かなりな数にのぼっているのが別府温泉場の特徴である。
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※は現存しない温泉。